――――――――トークアウェイ・番外2



「よっ!」
「・・・?」

平日校門前で、いつものように告られる・・・・と思ってたから気が抜けた。


「ちょっとつきあえよ」
「何で」
「いいからさ」
「わっおい引っ張んな!!!」






「喫茶店?」
「そ、実はここのコーヒーうまいって聞いてさ」
「・・・心なしか女の子が多いように見えるんですが・・・」
「そうなんだよ。コーヒーは飲んでみてえんだけど、何か一人で入る雰囲気でもなくてよー」
「・・・・・・・幼馴染の子と一緒に来ればいいじゃんか・・・」
「まぁまぁ気にすんなって」
「あ、ちょっ押すな!」


「いらっしゃいませ、ご注文はお決まりでしょうか?」
「ブレンドコーヒーと、おまえは?」
「・・・・・カフェオレ」
「何か食わねぇの?」
「・・・」
「そういやここ、ケーキもなかなかだって園子が言ってたなぁ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・じゃぁザッハトルテ」
「ブレンドコーヒーとカフェオレ、ザッハトルテお一つずつですね」
「はい」
「少々お待ちくださいませ」








「美味い?」
「・・・ん」
「よかった」
「?」


「美味いのか?」
「ん?」
「コーヒー・・・・」
「ん、あぁ、美味いよ」
「そ」



「さて、目的は達成できたし、そろそろ出るか」
「あぁ・・・って、おい伝票・・・」
「ま、つきあって貰ったから今日は奢るよ」
「・・・・・何だよ気持ち悪いな」
「失礼な。オレはこれでも紳士だぜ?」
「・・・・・・」
「この間のコーヒーのお礼ってことで」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ、りがとう・・・」
「おう」



「じゃ、今日は助かったぜ」
「あぁ」
「またなー」
「おう」





「・・・何だったんだ?」















「あ!快斗!ここにいた!」
「青子」
「も〜今日に限ってどこかに行っちゃうんだもん」
「何だよ掃除ならちゃんとやったぞ?」
「そうじゃないよー!もーいいから行くよ?」
「へ?何?」
「せっかくクラス皆でサプライズしようとしても主役がいなきゃ意味ないじゃない!」
「???」
「やだ・・・ホントにわかんないの?」
「・・・・」
「今日誕生日でしょ!」




「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」
(アイツ!そういうことかよ・・・!!!!)





顔を真っ赤にして道端に蹲る学ラン少年の姿が目撃されたとかどうとか。





































































































































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はっぴーばーすでー快斗!
しつこいようですが、快新のつもりで書いてます。

これも、次の話のために復活〜。