*たいしたことはありませんが、若干そういう描写が含まれます。
ので反転してみました。
15歳以下の人と、苦手な方はスルーでお願いします。



ゆっくりと手のひらを、下から上へと動かす。
壁に背を預けて座り、投げ出した足を中途半端に広げた。
外は既に日が落ちて薄暗く、そろそろ明かりをつけなければ自室といえど動きにくいだろう。
一騎は、闇が落ちつつある室内をぼんやりと見ながら、小さく息を吐き出した。

「…んっ」
ゆるゆると布の上から撫でるのにも飽きてきて、ボタンを外しチャックを下ろす。
かたくなり始めていたそれを取り出すと、手のひらで包んだ。
直に触るのは、当たり前だが、気持ちいい。

一騎はゆっくりと目を閉じると、その姿を頭の中に描きだした。
肌は白く、髪は長い。
肌も髪も、そこまで手入れをしているとは思わないけれど、そこは、気持ちのいい手触りを勝手に想像した。
服はアルヴィスの制服がいい。きっちり着込んだのが乱れていくほうが、何となく今の一騎の気分にあっている。

(どんな顔、するかな)
今の一騎が見ることを許されている彼は、ほとんどが無表情か、厳しい表情だ。
時折笑みをくれたりするが、それは、パイロットへの気配りとかいうヤツだろう。
あの顔が…例えば苦痛に歪んだり、羞恥に染められたり、快楽でいっぱいになったりしたら。
想像しただけで、一騎は自身が一段と大きくなるのを感じた。

手に力を入れて握りながら、一騎は、さらに想像を進める。
今日戦闘時に肩におかれていた(ように感じられた)手を思い浮かべた。
指は細く長くて、少し筋張っている。体温は冷たい。
自分の手を、想像の中で、あの綺麗な手に置き換える。
あの、汚れることを知らないような手に、自分のものを擦り付けるのは、たまらない感覚に思えた。

”総士”の手が、徐々に上下に動かす速度をはやめていく。

『一騎』
動きにあわせるように、呼ばれる声を思い出した。
脳に直接響く声は、どこか掠れて甘く、背筋をぞくりとした感覚が走り抜けた。

「…そ……し」

総士の色白の肌。
息遣い。
指先の感触。

想像の中の総士は、恥辱と羞恥に顔を歪めながら、一騎を高めていく。
「……………っは」
一段と強い快感を感じてキツく目を閉じると、総士の手を汚しながら一騎は果てた。



「まずい・・・」
息を整えながら、汚してしまった手をティッシュで拭う。
ふき取り切れなかった雫をペロと舐めると、苦い味がした。

総士に舐めてもらったら気分いいかも。
明日はそれでやろう。


決めて一騎は立ち上がると、衣服を整え、気分良く階下へと歩き出した。
手を洗って、それから夕飯の支度だ。


総士と次にクロッシングするのが楽しみだった。


(オレの考えてることなんか、すぐにわかるにきまってる。)

――総士はオレをどんな風に見るだろう。



一騎はすっかり暗くなった室内で小さく笑った。

































































































3746リクエスト@ エロい真壁。