――――――――トークアウェイ・校門前



「好きだ!!!!」
「!!!!!!!」


平日放課後校門前で告られた。


「ありえないだろオマエ〜〜〜〜!!!!!」
「どこ行くんだよ?」
「とりあえず人目につかないとこだよ!」
「何だようやくオレの告白を真面目に聞く気になったか」
「真面目に聞くも何も信じらんねーっつったろ!?」
「よく知らないことが不満だったんだろ?」
「だからってな」
「バッチリ調べたぜ?」
「・・・いつの間に」
「黒羽快斗、6月21日生まれB型、江古田高校3年生、趣味はマジックで甘いもの好き、嫌いなものはさ・・・」
「わーわーわー!!!!!!」
「何だよまだまだ言えるぜ?」
「もういいわかった充分だ!」
「ようやく信じたか」
「信じるっていうか、むしろ信じられないっていうか」
「嫌いなものはさか・・・」
「わーわーわー!!!!!だからわかったって!!!!!」
「ともかくこれで不満は解消しただろ?」
「確かに、探偵が名探偵だってのはよくわかった」
「そうだろそうだろ」
「オレのことしっかり調べてきた熱意も認めよう」
「そうだろそうだろ」
「・・・・・・・・でもオレは男だ―――――!!!!!」
「そうだ、ってオイ待て!!!!!!!」

「孫の顔見せられないなんて、母さんに顔向けできねぇだろ〜〜〜〜!!!」


「・・・ほほう」
叫びながら去っていく学ランの少年と、不敵な笑みを浮かべるブレザーの少年が、江古田高校周辺で目撃されたとかどうとか。




























































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このときには3年生ってことで。